
こんにちは!藤原のパクチーです。
近ごろ、一部の大人のあいだで密かな絵本ブームが起こっています。
絵本のレビューを専門にした「絵本YouTuber」が現れたり、「絵本マイスター」などの資格をとる人が増えたりと、絵本に関心をもつ大人が増えてきているようです。
また、スマートフォンの長時間使用による、思考力の低下などが問題視され、絵本や小説などのデジタルでない読みものが再評価され始めています。(※見解には諸説あります)
そんな私も最近絵本にハマりまして、色々と勉強してわかったことをシェアをしたいと思います。
というわけで今回は「大人になってから始める絵本入門!」と題して、絵本の魅力をお伝えします。あと、個人的にオススメしたい絵本もご紹介します!
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絵本ってどこで読めばいいの?何を読めばいいの?

(フリー素材です)
大人になると絵本に触れる機会ってほとんどないですよね。
しかもビジネス書や新書より若干高くて手が出しにくいです。
絵本初心者の方はまずは買わなくていいので、書店か図書館の絵本コーナーに行ってみることをオススメします。
また、絵本だけに特化した場所としては、「絵本文庫」などもオススメです。
個人で絵本を集めて、自宅などを公開しているところと、公共施設として絵本を収蔵、公開しているところがあります。
絵本を落ち着いて読めるような雰囲気づくりや、居心地の良さを考慮しているところが多いので、より、絵本に親しみやすくなると思います。
また、居心地の良さでいうと「絵本カフェ」もオススメです。
都心の方に集中しているので、かなり場所は限られますが、コーヒーを飲んだり、ランチを食べながらゆっくりと絵本を読むことができます。
お近くの「絵本文庫」「絵本カフェ」を調べて、ぜひ行ってみてください!
何を読めばいいのかわからないという方はとりあえず、気になるタイトルの絵本をかたっぱしから手にとって、パラパラとめくってみましょう。
これだけでも結構、楽しい時間になると思いますよ!
絵本の独特な絵と言葉に触れる中で、必ず何かを感じると思います。
絵本を読むときのコツとしてはあまり考えすぎないことです。
理解しようとせずに感じて、受け入れる。
理屈の世界ではないので「意味がわからない」と思ってもその感情ごと受け入れて楽しんでみてください。
いろんな絵本に目を通すと、だんだん自分なりの読み方、自分の好きなジャンルがわかってくると思います。
「サブスク」っていうワードがかっこいいので使ってみました(笑)
要は定額制(月額〇〇円など)のサービスのことです!
図書館にいく時間がない方や、もっと手軽に絵本を楽しみたいという方には、絵本を定期購読できるサービスをオススメします。
ここでは詳しく紹介しませんが、ググったらたくさん出てくると思うので、自分にあったものを選んでみてください。
個人的にオススメしたいのは福音館書店の「こどものとも」です。
次の項目でも触れますが、福音館書店が出す絵本はどれもクオリティが高いです。
ワンコインで毎月一冊、絵本が届くのでかなりお得だと思います。
クセがすごい!名作絵本をご紹介!
絵本自体がすでにクセのかたまりみたいなものですが、その中でも特にクセがすごい名作を福音館書店の絵本の中から厳選してみました!

韓国のお話。賢い若者がトッケビというおばけをうまくやり込める話。
クセの強いテイストで暗闇にぼんやりと描かれる不気味なトッケビの姿が印象的です。

小僧が不思議なお札を使ってやまんばをかわすスリル満点の逃走劇。
絵も個性的ですが新潟の方言を元にしたクセの強い語りに引き込まれます。
こちらの話はかなり有名で、いろんな出版社が出していますが、この絵本がいちばんおもしろかったです。

クセだらけの恐ろしいやまんばから、命からがら逃げる馬方。身を潜めた家はやまんばの住処で…。
作中に出てくるお餅と甘酒がとても美味しそうなのです。
あと、やまんばがこわずぎる。

タイトルのクセがすごい。
おとこのこが異世界にとばされてクセの強い妖怪たちと遊ぶお話。
これかなり奥が深くて、なんども読みたくなります。
まとめ

漫然とスマートフォンを触っているといつの間にか時間が過ぎて、生活の中にゆとりがなくなってしまいます。
そういう方に、絵本を一冊でも読む時間をつくって欲しいと思います。
普段、眠っている感性が刺激されることで、今まで自分を縛り付けていたものの見方や考え方からふっと解放されることがあります。
悩んでいる時やアイデアがうかばない時にパラパラとめくると、とても良い気分転換になります。
私は仕事場やリビングなど、手の届くところに絵本を一冊、置くようにしています。
ぜひ、生活の中に絵本を取り入れてみてください。